ITマネジメントは、自社にITが継続的に導入、更新され自社のビジネスを成長させる翼のような役割とするために必要なスキルです。
特に自社で自律的にITを導入して活用をしていくためには、ITベンダーの選定やITプロジェクトの成功から始まり、導入後の活用による成果、IT人材の成長など、複合的な要素が複雑に絡み合うため、経営者やCIOがITマネジメント全体を推進する必要があります。

目次
1.ITマネジメントの必要性
2.ITプロジェクトの成功
3.IT導入効果の拡大
4.ITプロジェクト人材の成長
5.組織の成長を支えるIT
6.まとめ

1.ITマネジメントの必要性

単純なITを個々に導入するレベルであればITマネジメントの必要はありませんが、導入しているITを連携する必要がでてきたり、操作の複雑なITを導入したりしてくると、社内にIT担当を置く必要がでてきます。
さらに自社で基幹システムとなるような重要なITを導入していくレベルになると、IT担当の役割が重要になってきますが、全社に関わるシステムの場合IT担当だけでは成功に導くことが困難になってきます。
このため経営者がITマネジメントを発揮して、IT担当やIT組織への支援、他部署との調整、ITベンダーとの交渉などを行うことで、ITプロジェクトの成功の可能性を高めていきます。
経営者がITベンダーやIT担当に丸投げの状態では、重要なITの導入や活用のレベルは大きく下がってしまう可能性が高くなりますので、経営者のITマネジメントは必須となるでしょう。

ITマネジメントの必要性について、重要な項目は以下の通りです。それぞれの点について解説をしてきます。

ITマネジメントの必要性

・ITプロジェクトの成功
・IT導入効果の拡大
・ITプロジェクト人材の成長
・組織の成長を支えるIT

2.ITプロジェクトの成功

ITマネジメントの最も重要な成果としては、重要なITプロジェクトを成功に導くことになります。重要なITの導入までには、多くのプロセスを経て完成に至ります。
主なプロセスと得られる成果をあげるとすれば以下の通りです。

ITプロジェクトの主なプロセスと得られる成果

・自社で導入すべきITの検討
・検討したITの要求に最もマッチしたITの選択
・実際に要求したITの製作
・導入したITが予定通り社内で利用されること
・予定した品質を保つこと
・計画した納期で納められること
・計画した予算に収まること
・計画した運用コストでできること
・計画した保守内容で収まること

などなど、これは一部ですが成功への過程は上げればきりがありません。
しかも、このどれかのプロセスや成果に支障がでれば、すべてがダメになってしまう可能性さえも含んでします。

またそれぞれの工程や成果の達成には、社内のITリーダーや、プロジェクトのメンバー、ITベンダーやITベンダーの下請けなど、多くの関係者が参加してプロジェクトを進めますので、全体のITマネジメントがITプロジェクト成功の重要な鍵になります。

3.IT導入効果の拡大

先にITプロジェクトの成功を書きましたが、最終的なIT導入の成功は、実際にITを導入して当初の目的である生産性向上や業務の効率化が実際に図られるかです。
この効果が高ければ、IT導入の効果は目に見えて現れてきます。

ITを導入した効果を具体的に判断ができれば、社内で同じように効果が上がりそうな課題を洗い出し、新たなプロジェクトを進めることでIT導入効果の拡大を図っていくことができます。
この好循環サイクルは徐々に企業文化へと成長し、IT導入効果の拡大が普通に進むようになっていくでしょう。

4.ITプロジェクト人材の成長

ITプロジェクトの成功と、ITプロジェクト数の拡大はITプロジェクト人材の成長が必須です。
またITプロジェクトの成功のためにも、ITプロジェクト人材の成長が必須です。
またこれらは同じタイミングで進んでいきます。

ITプロジェクトの成功の可能性を高めるためにも、経営者はIT人材の成長をサポートする必要があります。
IT人材が成長をしていくことで、好循環サイクルのきっかけとなってきます。

5.組織の成長を支えるIT

自社の規模が拡大してきたときに、単に人材を増やして対応をしていくと、労働集約型の業務からの脱却ができません。
作業量の増加に対してITが支えることができれば、一律に作業量の増加を抑制することができ、生産性が向上していきます。
別の言い方をすれば、ITは単に便利になることだけでは、生産性の向上や効率性の向上を図ることはできないということです。

そのため、特に負荷のかかっている作業を見極め、作業を分解してITで代行させることができれば作業負荷の軽減を図ることができます。
また可視化についても、必要な時にその都度時間をかけて調べている作業時間を、すぐに確認ができるようになれば、調査時間全体の短縮につながります。

このように組織の成長を支えるITの視点で、ITの活用を積み重ねていくことで、ITが組織の成長に大きく貢献をしていくことになっていくことでしょう。

6.まとめ

経営者が、重要なIT、IT人材の育成、ITベンダーなどに深く関わっていかないと、ITから大きな成果を得ることは難しくなっていくでしょう。
特に自社でITを推進してくためには、経営者がIT全体をマネジメントしていくことが必要となります。

最後までお読み頂きましてありがとうございます。今回のコラムが皆様の何かのヒントになれば幸いです。

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