IT成長企業は、
チャンスを捉えるために事前に準備し、
IT停滞企業は、
チャンスは誰にでも来ると、ただ待つ。

良いリスクは好機になりますので、チャンスという意味になりますが、リスクと同じようにそれがいつ来るのかわからないというのが特徴です。

以前のコラムで、海外のリスクの考え方には良いリスクと悪いリスクの両方の考え方があると解説をしました。

目次
1.チャンスの神様
2.チャンスの事前準備
3.前髪を捕まえるためには

1.チャンスの神様

みなさんは、「チャンスの神様には前髪しかない」という言葉を聞いたことはありますか。
管理職研修のような場ではよく聞く言葉ですが、一般的な意味は以下のように説明されています。

「チャンスは、すぐに捉えなければ後から捕まえることは出来ない」

せっかくチャンスが見えているのに、検討に時間をかけたり、躊躇していたりするとチャンスの機会を逃してしまうということになります。

またこのことわざは、ギリシャ神話の神様である「カイロス」に由来しています。
カイロスという名前は、ギリシャ語のチャンスという言葉に由来があり、このことからチャンスの神様となっているそうです。またカイロスの風貌ですが前髪が長く、後頭部が剥げているためにこのことわざが生まれたとも言われています。

カイロスで検索すると、ポケモンのキャラクターがいっぱい出てきてしまいますので、ご興味のあるかたは以下のWikiをご参照ください。

カイロス

カイロス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2.チャンスの事前準備

さきほどチャンスが見えているのに、時間をかけると機会を逃してしまうと、書きましたが、実際にチャンスが目の前に合って、それをつかまないということはあるのでしょうか。

経営的な判断として、チャンスとリスクを比較して、取り組むメリットが高ければ、どの経営者もチャンスをつかみに行くと思います。

経営的な判断としてチャンスとリスクを比較してと書きましたが、チャンスとリスクはよく似た特徴があると考えていますので、リスクと比較して確認していきます。

リスクは意識していないと気が付かない

リスクは日ごろから意識していないと、目の前にリスクが見えているのに気が付かないことがあります。
今は情報過多の時代ですが、その中にリスクが混ざっていても、日ごろから重要なキーワードを気にしていないと見過ごしてしまいます。

チャンスも同じように、日ごろから気にしていないと気が付かないことになってしまうこともあるでしょう。

リスク項目の洗い出しと言語化

リスクを検討するときには、何が起こるかわからない状況のなかでも、こんなことが起こるかもしれないとして、いろいろと考えて洗い出していきます。
具体的にリスクを言語化することで、リスクに対する意識が生まれてきます。

チャンスもいろいろと考えて、検討し、洗い出して言語化することで、初めて意識されるようになっていくことでしょう。

リスク対応策の検討

洗い出したリスクの中で、影響が大きいと予想されるものにはリスク対応策を検討します。
事前にリスク対応策を検討しておくことで、リスクが顕在化したときには、迅速かつ的確に対応を置こうなうことができ、リスクを最小化することができます。

チャンスももし目の前に現れたらどうするのかをあらかじめ考えておくことで、チャンスを最大化できるのはないでしょうか。

チャンスのなかでも、機会の大きなもの、発生頻度が高いと思われるものは、事前にチャンスへの対応策をしっかり検討しておくのが良いのではないでしょうか。

3.前髪を捕まえるためには

もしチャンスが目の前に合っても捕まえられないのは、チャンスの内容を把握することに時間がかかってしまったり、リスクを判断するための材料が充分整っていなかったりすることが、原因となってしまうこともありそうです。

この点で大きな差がつくのは、チャンスが現れる前のチャンスに対する事前の準備になるのではないでしょうか。

今は厳しい環境の中ですが、このような中からでも新たなチャンスが芽生えてくるでしょう。

チャンスに対しても、チャンスの言語化、チャンスの洗い出しと対応策の検討、日ごろのチャンスの意識化を行って、ぜひチャンスの神様に出会ったらすかさず前髪を捉えるようにしてください。

最後までお読み頂きましてありがとうございます。今回のコラムが皆様の何かのヒントになれば幸いです。

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