BOTとは

BOT(ボット)はもともとロボットの略称です。
そのため、なにかを自動化するときにBOTという呼び方をします。
最近ではホームページから問い合わせをすると、AIが応えるチャットボットと呼ばれるシステムがありますが、ここでもボットという呼び方をしています。

BOTの用語の使い方に注意

しかしネットワークで、単独でボット(BOT)と呼ぶ場合には、自動化の意味よりも、もっと悪い意味で使われますので、言葉の使い方にご注意ください。
BOTとは、個人のパソコンや社内のパソコンなどが、ウィルスに感染してのっとられてしまう状態をいいます。

BOTの怖いところ

つまり悪意のある他者に自分のパソコンが操られてしまうことになります。
またBOTの場合は実に巧妙で、感染してもそのパソコンは普通に使えてしまいます。
だから気づきにくいのです。

でも乗っ取られたパソコンは裏で悪いことの手伝いをしてしまいます。
たとえばこんなことがあります。

  • 特定のサイトが攻撃で落ちてしまうというニュースが出たりしますが、特定のサイトを攻撃するために、このPCが使われてしまいます。
  • 大量の迷惑メールをこのPCから発信してしまいます。
  • ウィルスを拡散するための活動をします。
  • 社内の情報を集めて、外部に送る活動をします。

こんなことをしてしまうために、ボットで乗っ取られたPCをゾンビパソコンと呼ぶこともあります。

セキュリティにご注意

ご自身のパソコンが乗っ取られないために、セキュリティ対策には十分気を付けてください。

ウィルス対策ファイルの最新データの更新や、怪しいメールのチェックと削除はこまめに行い注意をしましょう。

また感染しても本人が気が付かないこともありますので、定期的にご自身のドライブをスキャンして、ウィルスに感染していないことを確認することも重要になりますね。

トピックスとコラム更新のお知らせをお届けします。ぜひご登録ください。

ITマネジメント実践広場