竜に翼経営のコンセプトのひとつに、「小さくとも竜のような強い組織」を掲げています。
竜に翼経営の「竜」にあたる部分ですが、小さな組織が徐々に大きくなっていくときの過程の課題のひとつに、組織が大きくなってくると問題が多発してくるということがでてくるために、小さな組織でも強い組織を目指すことを推奨しています。
目次
1.小さくとも竜のような強い組織
2.骨格となる仕組みと仕組みを支えるIT
3.まとめ
1.小さくとも竜のような強い組織
会社を興すときに、最初から組織の在り方や分担などをあらかじめ計画して立ち上げた場合は、組織や業務のルール、業務プロセスなどをあらかじめ整備してスタートするために強い組織が作られやすいです。
一方で、個人事業のような形からスタートして、徐々に仕事が増えてきたために人が増え、その後に法人化を進めた場合には、どうしても仕事優先で進めながら成長をしていくことが多いでしょう。
仕事がうまく回っていれば問題がないため、組織の在り方や、業務の分担、ルールの明文化、業務プロセスの整備などに、なかなか意識がいかないのも当然です。
ところが、組織の規模が大きくなってくると、今までのやり方では、うまく回らなくなってなかなか組織を大きくできないという悩みがありませんか。
このような課題の解決策のひとつとして、強い組織つくりを推奨しています。
「小さくとも竜のような強い組織」を作るためには、以下の3つの活動を行って強靭化を図ります。
・IT業務プロセスの洗練化
・ITの組織化と人の増減に耐える仕組み作り
・IT人材と個々が成長する仕組みつくり
2.骨格となる仕組みと仕組みを支えるIT
前述の3つの活動に共通する目的は、骨格となる仕組み作りです。骨格となる仕組みを最初に強くするところから始めますが、仕組みを強くしても人海戦術の部分は結局は人に頼ることになります。
そこで次は、人海戦術に頼らなくても、柔軟に対応できる領域はITでサポートしていくことを検討していきます。人海戦術の部分をITがしっかり補うことができれば、仕事の増減に対しても現在の人員で対応できる範囲が格段に上がってくるでしょう。
一方、人海戦術を支えるITは業務に直結しているITが多いでしょう。業務に直結するITの多くは単にITを入れただけではうまく動かないこともありますので、業務とITをしっかり動かす人材が必要となります。このためIT人材の育成や成長も強い組織の重要な要素となります。
3.まとめ
竜のような強い組織を作っていくためには、組織とプロセスとITが連動してこそ本当に強い仕組みができると考えています。
地道で連携が複雑な対応になりますが、ぜひ強い組織作りを目指してみてはいかがでしょうか。
最後までお読み頂きましてありがとうございます。今回のコラムが皆様の何かのヒントになれば幸いです。
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