会社も順調に伸びてはきているものの、新しいITを入れて革新を図りたいとか、やってみたいことはいろいろとあるものの、なんだかうまく進まなくなってきているということを感じることはありませんか。
このような場合、ひょっとすると今まで掲げてきたビジョンが踊り場に来ているかもしれません。
目次
1.ビジョンの踊り場とは
2.ITの活用による効果
3.IT導入の留意点
4.まとめ
1.ビジョンの踊り場とは
事業を開始して、人を中心に仕事を回してきたものが、事業が拡大するにつれて人だけではなかなか回らなくなってくることがあります。
人海戦術でそのまま大きくなっていく企業もなかにはありますが、そうした企業もある段階になると壁のような感じで成長が鈍化してくることがあります。
このような場合には、企業の成長エンジンがいままでのように通用しなくなってきているためかもしれません。
もしこのような状態に差し掛かっているのでしたら、ビジョンが踊り場になっていることもありますので、一度自社のビジョンを確認してみてはいかがでしょうか。
2.ITの活用による効果
ITの活用は、効率性の向上やコストダウンを目的として活用されることが多いのですが、最近ではITが事業の成長の重要な施策として見られるように変わってきています。
最初にITを導入する場合は、メールやWEBなどのコミュニケーションツールが入りやすいので、どの企業もここから開始をすることが多いですね。
コミュニケーションツールのようなITは情報系ITと呼ばれ、万一ITが停止しても電話やメッセージなどの代替手段があったり、業務を止めるほどの影響がなかったりするITになります。
一方で、基幹系ITと呼ばれるITは、業務に直結しているITで、生産管理システムや販売管理システムなどが対象になります。これらのITはITが停止してしまうと業務も止まってしまうほど影響が大きなITになります。
ただ影響が大きなITだからこそ、効率性やコストダウンにも大きな影響を与えるため、これらのITは企業の成長を支えるITになってきます。
3.IT導入の留意点
ところが全社で取り組むような基幹系ITを、コミュニケーションツールのようなITと同じように簡単に導入ができると安易に考えて取り組むと、導入した後にうまく行かなくて思わぬ苦労をして重荷になってしまうITになることもあります。
そのため重要なITを活用していくためには、いままでITへの取り組み方を大きく方針転換させることで、新たな軌道に乗せていくことができます。
4.まとめ
ITの導入につきましても、導入するITの内容や影響範囲によっては、IT対応の仕方を大きく変化をさせていかないと、ITを活用した成長はどこかで壁に当たってしまうことでしょう。
もしビジョンが踊り場にきていると感じるようでしたら、さらなる成長を続けるためにビジョンを見直してみてはいかがでしょうか。
最後までお読み頂きましてありがとうございます。今回のコラムが皆様の何かのヒントになれば幸いです。
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