オンラインでコンサルティングが受けられるのかが不安と思われる経営者の方も多いと思います。
ところが1対1で行うコンサルティングでは対面形式と変わらないようなコンサルティングができると実感しています。
目次
1.オンラインコンサルティングの難しさ
2.1対1のコンサルティングのメリット
3.まとめ
1.オンラインコンサルティングの難しさ
オンラインで複数の拠点でかつ複数の人に対してコンサルティングを行う時には、司会者役、書記役、サポート役などの役割を分担して進めないと、難しいところがあります。
特にネットワークで一部の人に不具合が発生したときのサポート役などは、司会者や書記の人が対応をすると、その間コンサルティングが止まってしまいます。
同じように司会者と書記が一人で行うと、入力時間に間が発生するため、ディスカッションがしづらくなります。
またディスカッションをしやすいツールも用意して進めないと、なかなか意見を集めることが難しくなります。
オンラインでのコンサルティングは体制とツールを充実して工夫をしていけば相当の部分で可能になってくると考えています。
全員が集合をするための移動時間や交通費などの経費を考えれば、オンラインでのコンサルティングも難しさはありますが有用な方法ではないでしょうか。
2.1対1のコンサルティングのメリット
一方、1対1で行うオンラインのコンサルティングでは、オンラインの良いところがいろいろと発揮できますのでメリットが大きくなります。
たとえばオンラインでは複数の拠点や複数の人との密接なディスカッションは難しさを感じますが、1対1で行うディスカッションは、むしろやりやすさを感じます。
いままでは対面形式以外の1対1のコミュニケーションとしては電話が代表的でしたが、実際に画面で話をするほうが、表情やジェスチャーなどのノンバーバルコミュニケーションが加わるため、電話よりはるかに深い議論ができるようになります。
事前に資料をデータで送付しておけば、双方がデータで確認しながら会話もできます。もし資料が送付できていない場合も、資料の共有で簡単にすることができます。
さらに便利なこととして、資料ではWebサイトの共有も簡単にできますので、紙以上に利便性は向上します。
また資料の共有は音声や動画の共有もできますので、イメージをつかんだり全体像をつかむうえでは非常に役だつ機能となります。
もちろん最初はWEB会議への接続やカメラ、マイクの操作など、会話以外の負担が大きいため、慣れるまでにはある程度の時間が掛かりますが、慣れれば良いコンサルティングツールだとお分かりになるでしょう。
また感染対策もしばらくは継続すると思われますので、非接触という点でもありがたいですね。
3.まとめ
複数のメンバーと深いディスカッションをするような場合は、集合してじっくりコンサルティングを行うほうが成果を上げやすいのですが、複数の遠隔地の人々と定期的に行う場合は、工夫をすることでディスカッションもできるようになってきます。
ただしこの場合は参加者全員が、WEBミーティングでのディスカッションに慣れていることが前提になります。まずはWEBミーティングのディスカッションに慣れていないとなかなか議論の活性化にはつながりませんので、軽い議論から少しづつ機会を増やしていくのが良いでしょう。
しかし1対1のコンサルティングでは、このような制約はありません。
むしろWEBミーティングの良いところがいろいろと生かせますので、オンラインのコンサルティングを積極的に利用されてはいかがでしょうか。
最後までお読み頂きましてありがとうございます。今回のコラムが皆様の何かのヒントになれば幸いです。
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