当事務所が、ITを活用して企業が成長していくために提唱しています、ITマネジメントの柱である「竜に翼経営」の重要3戦略についてご紹介します。

目次
1.「竜に翼経営」とは
2.「竜に翼経営」の重要な3戦略
3.小さくとも竜のような強い組織
4.天翔けるためのITという翼
5.組織とITをリードする司令塔
6.まとめ

1.「竜に翼経営」とは

「竜に翼経営」という言葉を聞いても、まったくイメージがつかないでしょうから、最初に「竜に翼経営」の概念についてご紹介します。

「竜に翼を得たる如し」という、ことわざがあります。

よく似た言葉の使い方として「鬼に金棒」ということわざのほうが有名ですね。

「竜に翼を得たる如し」という言葉も、「鬼に金棒」という言葉のどちらも、意味としては、強いものが翼や金棒を手に入れることで、強いものがより強くなるという意味で使われています。

そこで「竜に翼経営」の概念は、「竜に翼を得たる如し」のことわざを経営に生かしてみませんか、という意味を込めた造語になります。

それでは、「竜に翼を得たる如し」のことわざをどのように経営に生かしていくのかということについて説明します。

2.「竜に翼経営」の重要な3戦略

「竜に翼経営」を実践していくために、以下の重要な3つの戦略を設けています。

戦略①

小さくとも竜のような強い組織

戦略①の竜のイメージは強い企業というよりは、小さな組織でも竜のように骨格が強くしなやかな組織のイメージになります。

戦略②

天翔けるためのITという翼

戦略②のITは単なる道具ではなく、竜の体を飛び立たせる翼のイメージです。組織が大きくなってもITが組織の規模に耐えうる翼の役割ができなければ、大きく飛躍していくことは困難になります。

戦略③

組織とITをリードする司令塔 

戦略③の司令塔は、組織が成長していくためにITと連携して、企業全体の成長をリードしていくイメージになります。

ITを活用して企業が成長していくためには、この3つの戦略の連携が必須と考えています。

3.小さくとも竜のような強い組織

ITを導入しても、実際に業務を運用している組織が弱いままだと、ITを使いこなすことは難しくなります。

強い組織とは、硬い組織という意味ではなく、しなやかで柔軟な組織が理想です。
組織の規模が拡大しても、同じように業務が継続でき、業務品質が維持できる組織の構築を目指してみませんか。

4.天翔けるためのITという翼

ITを活用して成長をしていく企業と、ITを利用していても十分な活用ができないために疲弊している企業にはどのような差があるのでしょうか。

ひとつの重要な視点として、
「ITが、組織を発展させるための翼のような役割として見ているか」
ということがあるのではないでしょうか。

ITを導入しさえすれば、生産性があがる、業務の効率化が図れるという、浅い認識でITを導入し続けていると、ITは徐々に重荷になってきます。

せっかくITを導入するのでしたら、翼となるくらいにITを徹底的に活用してみてはどうでしょうか。

5.組織とITをリードする司令塔

組織の強さに合わせてITの活用レベルを合わせていく必要があります。

また経営の戦略とIT戦略の整合性も大変重要になります。

計画的に企業が成長をしていくためには、組織とITが連動して成長をしていく必要があります。
そのためには、全体をリードし続けていく司令塔の役割が、大変重要になります。

6.まとめ

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ご紹介しました3つの戦略をご確認頂き、何かの気づきがあれば、ぜひ小さな一歩を実践してみてださい。

新たな年を迎え新たな一歩を踏み出す、なにかのきっかけとなれば幸いです。

最後までお読み頂きましてありがとうございます。今回のコラムが皆様の何かのヒントになれば幸いです。

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