SLAとは
SLAはサービス・レベル・アグリーメント(Service Level Agreement)の略で、サービスの品質をどのレベルまで保証するかの意味になります。
利用者とサービス提供者やベンダーとの取り決めとして、合意するものです。
ところが実際には、運用や保守の契約や提供条件は議論されても、SLAが抜けていることがあります。
ベンダーやサービス提供者にとっては、制限がゆるくなりますので、ありがたい話になりますが、利用者にとっては不利になることもありますので、本当に不要かどうかを見極めたほうが良いでしょう。
SLAでよく決められる項目例
では、何を取り決めるかというと、主に以下の項目になります。
- サービスの提供範囲や保守範囲
- 品質レベルの数値化
- いろいろな応答時間
- メンテナンスの停止時間や時間帯
など、開発や、運用以外で決めておいたほうが良い内容が含まれます。
ネットワークの時代だからこそ重要
特に今はネットワークを利用するシステムが多いため、応答時間は重要になります。
応答時間は、利用者が要求をだしてから、サーバーが受け取り処理をする時間、通信にかかる時間などが複合的に絡んで、結果が画面に表示されます。
例えば、ある商品を検索して、いつも応答に1分かかるとしたら、皆様は利用に耐えることができるでしょうか。
このような場合、原因はサーバーの性能が低い、回線が細い、ソフトの処理が遅いなどが、考えられます。
しかし、応答に時間がかかる要因が特定できないと、解決をすることが困難になりますし、解決に時間がかかってしまいます。
特にSLAに留意したいシステム
しかし、SLAを結んでおくことで、レスポンスタイムを規定内に求めることができます。
内部の詳しいことはサービス提供者やベンダーに任せて、品質が担保できますので、重要なシステムの場合にはぜひ確認することをお勧めします。
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