新たな年を迎え、ITを活用して飛躍の年にしたいと思う経営者も多いでしょう。
ITは上手に活用すれば、企業を飛翔させる武器として大いに役立ちますが、ITを使って飛び立つためには、ITを翼のように大きく動かす必要があります。
目次
1.竜に翼経営のコンセプト
2.天翔けるためのITという翼
3.ITリテラシーの確立
4.まとめ
1.竜に翼経営のコンセプト
当事務所では、ITを活用して企業が成長をしていくために、「竜に翼経営」というコンセプトを提唱しています。
「竜に翼経営」は以下の3つの重要な概念を持っていますが、今回はその中の、「天翔けるためのITという翼」について取り上げます。
・竜と翼をリードする司令塔
・天翔けるためのITという翼
・小さくとも竜のような強い組織
2.天翔けるためのITという翼
天翔けるためのITという翼では、さらに以下の3項目を掲げています。
・ITリテラシーの確立
・ITベンダー提携体制の確立
・ITプロジェクト推進力の強化
上記の3項目は自社の体を持ち上げて飛び立つためには、
ITリーダー、ITプロジェクトメンバー、IT利用者のそれぞれのITリテラシーの向上、
適切なITの導入と良いITベンダーとの連携、
ITを推進するための横断的なプロジェクト体制
を掲げています。
この3項目のなかに共通することとして、いずれも「ITを動かすための力をつけること」の役割が隠されています。
今回はその中でITリテラシーの確立から、ITを動かす力を見ていきましょう。
3.ITリテラシーの確立
社内のITリテラシーはITを動かす力として重要な役割を担っています。
たとえば、
優秀なITの担当者がいたとします。
その人が良いITを選択して導入をしたとします。
でも利用者であるユーザー(従業員)が利用できないようなITであれば、どんなに良いITでも使ってもらうことはできません。
また優秀なITの担当者がひとりで頑張っても、せいぜい2人分くらいの活動が限界でしょう。
しかし、仮に10人の従業員が使えそうなITを導入してしっかり活用すれば、10人の成果が得られます。
特に重要なITになれば、そのITにかかる人も組織も多く複雑になってきますので、この時には従業員のITリテラシーの向上が大変重要になってきます。
重要なITの導入に際しては、IT人材の育成とともに、従業員のITリテラシーの向上も併せて行うことで、全員がITを動かせる力となって少しづつ成長していきます。
4.まとめ
「天翔けるためのITの翼」はITを翼のように全社で羽ばたかすことができるようになって、初めて飛び立つことができると考えています。
自社の柱となるような重要なITは、導入するだけではITで飛び立つことは困難な場合が多いため、IT人材の育成やITスキルの向上など、さまざまな取り組みを通じてITが翼としての機能を発揮できるようになってきます。
ぜひみなさま今年はITを活用して飛翔の年になるようチャレンジをしてみてはいかがでしょうか。
最後までお読み頂きましてありがとうございます。今回のコラムが皆様の何かのヒントになれば幸いです。
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