経営者のフォロースタイル確認票

ITプロジェクトに経営者がどのように関わっていくのが望ましいかを、分かりやすいイメージで示しました。
筆者が多くのプロジェクトで経験したマネジメントの方法を分かりやすくお伝えるために、良く知っているものに例えて表現しています。

この薄くフォローをするということが結構難しいので、ぜひ実践を通じて磨き上げてください。
ちなみに分かりやすい例をひとつご紹介します。

ITプロジェクトに関わっている人に声掛けをする場合

・頑張ってね

というか

・頑張っているね

というかで、フォローの視点が変わってきます。
薄くても視ていることを伝えるためには、頑張っているね という
言葉が相手にはとても響きます。

重要なITプロジェクトや難しいITプロジェクトを成功に導くためには、経営者が主体的に関わることが重要になります。
とはいうものの、実際の設計や構築に関わることも難しいでしょう。
じつはITプロジェクトを成功に導くためには、事前の計画や検討段階のほうが重要です。
そのため、最初の計画部分で経営者が深く関わることで、成功に近づくでしょう。
終了時は、計画したものが収められているかを、経営者が評価する点で重要になります。

えだまめフォローは栗ようかんフォローが連続するイメージです。
新規性の高いものには、最悪中止あるいは撤退というような選択肢を含んでいます。フェーズの最後でその判断をすると、損失が大きくなるような場合にはフェーズごとに細かく経営者が判断するほうが望ましいでしょう。
このようなITプロジェクトでは、次のステップに進むかどうかのチャックポイントを設けて進めることになりますので、えだまめのような進め方になります。

(注)多くのITプロジェクトは、この分類で対応することでかなりの効率化を図ることができます。しかしプロジェクトは想定外のことが起こるものであることから、思わぬ対応が急遽発生することもありますので、その場合は適宜ご対応下さい。