経営者のITプロジェクトマネジメントとは

ITプロジェクトマネジメントは、簡単なIT導入のようなものであれば必要としませんが、会社の重要なITを導入していく場合には必須のスキルになります。

目次
１．ITプロジェクトマネジメントとは
２．ITプロジェクトマネジメントの必要性
３．ITプロジェクトマネジメントのメリット
４．ITプロジェクトマネジメントの進め方
５．ITプロジェクトマネジメントの課題
６．まとめ

１．ITプロジェクトマネジメントとは

ITプロジェクトマネジメントのスキルを一番必要とする人は、ITプロジェクトのリーダーとなる人です。次に必要となるのは、そのITプロジェクトに参加するメンバーになります。

そしてもっと上位レベルの観点で、経営者や経営幹部の人も、ITプロジェクトを円滑に進めるためのITプロジェクトマネジメントの知識や実際のプロジェクトに対する支援などは必須になります。
そこで今回は経営者に必要なITプロジェクトマネジメントの内容に限定して解説をしていきます。
今回も本編を含めて、以下の5部構成として解説していきます。

２．ITプロジェクトマネジメントの必要性

経営者や経営幹部がなぜITプロジェクトマネジメントを必要とするのでしょうか。
それは経営者や経営幹部の人はITプロジェクトのオーナーであるからです。
会社にとって重要なITのオーナーであるからには、IT導入を成功に導くようマネジメントを行い、適切に支援をしていくことが、大変重要になります。

この点はITが苦手などといってはおられません。つまりITが苦手でもITプロジェクトを成功に導くことができるようにITプロジェクトをマネジメントすることが重要になります。

詳細は、以下の4項目の観点で詳細に解説をしていきます

３．ITプロジェクトマネジメントのメリット

経営者がITプロジェクトマネジメントをするメリットは、重要なIT導入に対しリスクを回避できるようになることです。重要なITをITベンダーに丸投げするリスクもありますし、そもそもベンダーに要件を整理できていないまま投げてしまうようなことがあれば、ITの導入リスクは格段に高まります。

IT導入が順調に進めば、ITの効果が充分に得られますので、業績の向上や採算の向上が期待できるようになります

詳細はITプロジェクトマネジメントのメリットのなかで、以下の項目を詳しく解説します。

４．ITプロジェクトマネジメントの進め方

ITプロジェクトを会社側の視点でとらえるのと、ITベンダー側で捉えるのとでは大きく異なります。
ITベンダーは、ITを受注してから実際にITを納入し受入れ検収までが一つのプロジェクトになります。その後の保守や運用があったとしても、ITプロジェクトの開始はITを受注した後ですし、完了はITの製品を納入し受入れが完了したときになります。

しかし会社側は最初のITの検討段階からプロジェクトが開始します。ところが社内でその認識がないまま進めますと、発注後のプロジェクトで大きな問題が発生するリスクが高まります。

この点については、ITプロジェクトマネジメントの進め方の中で、以下の項目と共に詳しく解説をします。

５．ITプロジェクトマネジメントの課題

プロジェクトマネジメントの資料は、海外のデファクトスタンダート、国内のプロジェクトマネジメント、ISOなど多くの専門書籍が充実しています。

ところがこれらの資料はどれも膨大な資料であることと、現現場の状況変化に追随して定期的に資料が更新されていくため、知識の習得には多くの時間を必要とします。
またプロジェクトはマニュアルどおりにいかないことも多いため、実践経験を重ねていかないと実務レベルの向上は困難です。

これらの課題を．ITプロジェクトマネジメントの課題のなかで詳しく解説します。

６．まとめ

ITプロジェクトマネジメントについては、本稿を含めて全5回で解説をしていきます。
ITプロジェクトの対応でお悩みの経営者や幹部の方になにかのヒントになれば幸いです。

最後までお読み頂きましてありがとうございます。今回のコラムが皆様の何かのヒントになれば幸いです。

ITプロジェクトマネジメント記事一覧

コラム更新のお知らせと、コラムでお伝え出来ないもう少し深い内容をお届けします。
ぜひご登録ください。