ベンダーは下請けではなくパートナー。依存を避け、対等な関係を築くことが企業を強くする

はじめに
ITベンダーとの関係は、
企業のIT活用の成否を大きく左右します。
しかし現実には、
「ITが苦手」な企業ほどベンダーに丸投げし、
依存度が高まり、自社が不利になる構造
が生まれています。
- 何ができて何ができないか分からない
- ベンダーの提案をそのまま受け入れてしまう
- 自社の要求が弱くなる
- 気づけばベンダー主導でITが決まっていく
こうした状態は、企業の未来をベンダーに委ねてしまう危険な状況です。
ITベンダーは本来、
下請けではなく“パートナー” です。
そして外部CIOは、
企業とベンダーの間に立ち、対等で健全な関係を築く役割 を担います。
ITに弱い企業ほど“ベンダー依存の罠”に陥る
① 丸投げ状態になる
ITが苦手だと、
「よく分からないから任せます」
という状態になりがちです。
しかし丸投げは、
企業側が主導権を失う最も危険な状態 です。
② どこまで要求が実現できるか判断できない
ITの知識がないと、
- その要求は実現可能なのか
- どれくらいの工数が必要なのか
- 代替案はあるのか
が判断できません。
結果として、
ベンダーの言いなりになるか、逆に無理な要求をして関係が悪化するか
のどちらかに偏ります。
③ 依存が強くなると、自社の要求が弱くなる
依存が強まると、
「ベンダーに嫌われたくない」
という心理が働き、
本来必要な要求を遠慮してしまう ようになります。
これは企業にとって大きな損失です。
ベンダーは“下請け”ではなく“価値を共創するパートナー”
ITベンダーは、
企業のITを支える重要な存在です。
しかし、
対等な関係でなければ価値は生まれません。
- ベンダーの強みを理解する
- ベンダーの弱みも理解する
- 契約範囲を明確にする
- コミュニケーションルールを整える
- 双方が責任を持つ体制を作る
これらが揃って初めて、
“共創パートナー”としての関係 が成立します。
竜に翼経営におけるベンダー提携の位置づけ
竜に翼経営では、
- 竜=組織・判断力・文化
- 翼=IT・デジタル・外部パートナー
を意味します。
ベンダー提携体制は、
竜(組織)が翼(IT)を正しく使いこなすための重要な仕組み です。
- 組織がITを理解し
- ベンダーと対等に話し
- 自社の要求を明確に伝え
- 双方が責任を持って進める
この状態が整うと、
企業はITを“武器”として使えるようになります。
外部CIOが果たす役割
外部CIOは、
企業とベンダーの間に立つ “通訳”であり“調整役” です。
① ベンダー依存のリスクを回避する
- 丸投げを防ぐ
- 要求の妥当性を判断する
- ベンダーの提案を評価する
② 双方が対等な関係を築けるようにする
- 契約範囲の明確化
- コミュニケーションルールの整備
- トラブル時の対応フロー構築
③ 自社が主導権を持てる体制を作る
- 要件定義の支援
- ITリテラシー向上
- プロジェクト推進力の強化
外部CIOが入ることで、
企業はベンダーと健全で強いパートナーシップを築けるようになります。
まとめ
ITベンダーは下請けではなく、
企業の未来を共に作るパートナー です。
しかし、ITに弱い企業ほど
- 丸投げ
- 依存
- 主導権喪失
というリスクに陥りやすい。
外部CIOは、
企業とベンダーの間に立ち、対等で健全な関係を築く“橋渡し役” です。
竜(組織)が翼(IT)を正しく使いこなすために、
ベンダー提携体制の確立は欠かせない要素です。
最後までお読み頂きましてありがとうございます。今回のコラムが皆様の何かのヒントになれば幸いです。
