教育だけでは定着しない。実務環境と業務設計が“使える力”を育てる

はじめに

ITリテラシーの向上は、どの企業でも重要なテーマです。
しかし、現場でよく見られるのが
「教育はしたが、使えるようにならない」
という問題です。

その原因は明確です。
教育だけで終わってしまい、実務で使う環境と業務設計が整っていないからです。

ITリテラシーは、

  • 教育 → 実務環境 → 業務設計
    という3つのステップを踏まなければ、定着しません。

リテラシーのばらつきは必ず存在する

中小企業では、現場のITリテラシーにばらつきがあります。

  • ベテラン社員
  • 若手社員
  • 派遣社員
  • 外国人スタッフ

この多様性を前提にしないと、ITは定着しません。

教育だけでは定着しない理由

忙しくて覚えられない

現場は日々の業務に追われており、教育内容を復習する時間がない。

操作が複雑

画面が分かりづらく、どこを押せばいいか分からない。

心理的アレルギー

「ITは苦手」「触るのが怖い」という感情が根強い。

マニュアル文化がない

実務環境の整備が“使える力”を育てる

教育のあとに必要なのは、
「実際に使う環境を整えること」です。

画面の簡素化

不要な項目を削除し、操作を最小限に。

バーコード化・自動化

入力を極限まで減らすことで、ミスと負担を減らす。

動線に合わせた端末配置

現場の動きに合わせて、使いやすい場所に端末を設置。

動画マニュアルの整備

短時間で理解でき、何度でも見返せる教材を用意。

業務に“ITスキルを必要とする仕組み”を織り込む

さらに重要なのが、
「ITスキルを使わざるを得ない業務設計」です。

● ITを使わないと業務が完了しない構造

例:出荷報告はシステム入力が必須 → 紙では処理できない

● IT操作が“業務の一部”になる設計

例:製造実績の入力が工程完了の証明になる

● IT操作を“評価項目”に含める

例:操作精度・入力率を業務評価に反映

このように、業務の中にITスキルを“織り込む”ことで、
現場は自然と使えるようになります。

外部CIOが支援できること

外部CIOとして、私は

  • 教育内容の設計
  • 実務環境の整備
  • 業務設計へのITスキルの織り込み
    を一貫して支援します。

現場の声を聞きながら、
「使える仕組み × 継続できる仕組み」 を構築します。

まとめ

ITリテラシーの向上は、教育だけでは不十分です。

  • 教育 → 実務環境 → 業務設計
    という3つのステップを踏むことで、
    使える力”が育ち、企業のIT定着力が高まります。

外部CIOとして、私は現場に寄り添いながら、
ITが“使える文化”として根づく仕組みづくりを支援しています。

最後までお読み頂きましてありがとうございます。今回のコラムが皆様の何かのヒントになれば幸いです。